三峰のサスペンダーに書かれた文字列が気になった
【お試し/みつゴコロ】三峰結華のサスペンダーに書かれているHYPERBOLIC COSINEってなんだろう?
三峰の私服に不思議な文字列が書かれているのが見えた
私は三峰が大好きなので、自分でイラストを描きたいと思い、三峰の衣装や私服をよく眺めることがあります。
お試し/みつゴコロは三峰の可愛らしく、大好きな私服の一つですが、よくよく見ると、上着の下にサスペンダーをつけているのです。
この、サスペンダー、上着に隠れてしまい必要あるのかなあ…というのが正直な気持ちでした。
でも、わざわざチラっと見せているから、三峰のこだわっているオシャレなのだろうと思ったのですが、こちらのサスペンダー、何か文字が書かれているのです。
『HYPERBOLIC COSINE』
ハイパボリックコサイン?初めて聞く単語でした。検索してみると、『双曲線関数』という関数が出てきたのです。
他の文字は上着でよく見えませんが、文字列から推察すると、これは双曲線関数を表しているものだと思われます。
数学において、双曲線関数(そうきょくせんかんすう、英: hyperbolic function)とは、三角関数と類似の関数で、標準形の双曲線を媒介変数表示するときなどに現れる。
正直何が書いてあるのか全く分かりません!
読み進みていっても、数式ばかり並んでいてで一体これはどういうことなのか…
なぜ三峰のサスペンダーにわざわざこんなものが書かれているのでしょうか。
そもそも関数って何?
昔、学生時代に三角関数を習ったなあという記憶はありますが、そもそも関数とは一体何なのでしょうか。
数学における関数とは、ある形や現象を表すものだそうです。
関数には様々な種類がありますが、双曲線関数はその中の一つです。
ということは、おそらくその数式は何かを表しています。
それでは、双曲線関数が表しているものはなんでしょうか?
双曲線関数が表すもの
それは『懸垂線』です。
懸垂線とは自由に形が変わる曲線、例えば、紐や鎖の両端を持ってを垂らすと様々な曲線に変化します。
日常生活で見られるのは、電線やネックレスですね。
それを表すのが双曲線関数だそうです。
様々な形に変化する曲線、それが双曲線関数であるならば、三峰のサスペンダーに書かれた『HYPERBOLIC COSINE』とは、もしかすると様々な形に変化する二人の関係性を表しているものではないのかと考えました。
【お試し/みつゴコロ】三峰結華の5つのエピソードから見えるもの
それでは、二人の関係性はどうなっていたのかというのを5つの発生イベントから見ていきたいと思います。
「境界線を知りたくて」
三峰がPと合流するエピソードです。
三峰と合流したい(三峰に近づこうとする)Pに対して、三峰はその場を動いて追いかけっこをしようと提案(プロデューサーから離れようと)しています。
この行動から、三峰は自分とPの間に境界線を引こうとしており、その行動に対するPの反応を知りたがっているのではないでしょうか。
「消したい、もしくは覚えていたい」
三峰がPを兄さんと呼んでしまうエピソードです。
ここでも境界線というキーワードが見えると思います。
アンティーカのレッスン動画に対して、
他人がいるとフォローに回りがちというPの意見に対しても、引いてるつもりはなかったと無意識に他人と境界線を引いてしまっていることを自白しています。
そんな自分が、Pを"兄さん"と呼ぶことで、思わずPの前で自分の素を出してしまい、踏み込むことを許してしまいました。
それでも、続けて家族の話をPにしてくれる三峰。普段から一定の距離を取っている彼女の素が少し垣間見えることによって、愛しさが増してしまう良いエピソードですね。
消したい、もしくは覚えていたいというタイトルから、踏み込まれてしまったことを消したいけれど、覚えていたいという三峰の葛藤が見られるのかもしれません。
「予防線なら十分」
これがこの【お試し/みつゴコロ】のキーとなるエピソードだと思います。
Pを自分のそばに呼び、片耳ずつイヤホンをつけて、音楽を聞きます。
イヤホンが取れたらいやだという理由で近づこうとする三峰。
境界線が引かれているはずの三峰とPの間にイヤホンのコードによって二人は繋がってしまいます。
しかし、三峰はただ憧れのシチュエーションがどんな感じなのか、試すための実験台だったと言います。
イヤホンはすぐに三峰に返却されてしまい、
繋がれそうだった三峰とPの間は、三峰の予防線によってすぐに途切れてしまいました。
「なんて優しくてずるい人!」
夜、事務所に帰ってきたPが眠ってしまった三峰を見つけるエピソードです。
隠れて勉強していたことがバレてしまい、またPに自分の境界線の中に踏み入られてしまいます。
完璧な姿を見せたかったのに、そんな自分の不甲斐なさに対し真っ向から褒めてくれるPは三峰にとって"なんて優しくてずるい人"なのでしょう。
「装う暇なんてないくらいに」
優勝した三峰へファンレターに混ぜてPが手紙を贈るエピソードです。
自分がその手紙に気付かなかったらどうするのかという問いに対して、三峰を信頼しているからと返すP。
あまりのPからの信頼に、三峰はその場で自分の気持を誤魔化すことができず、熱い想いが溢れ出してしまいます。
「いつかはもっと、素直に言えるようになる」
今はまだ境界線を引いている三峰がそれを踏み越える日はそう遠くないのかもしれません。
以上が私の【お試し/みつゴコロ】の5つのエピソードに対する所感です。
三峰とPの関係性はどうなっていたのか
改めて、【お試し/みつゴコロ】三峰結華のイラストを見てみましょう。
三峰が差し出すイヤホンはまさに懸垂線と言えるでしょう。
そばに呼んだのに、予防線により引き離してしまうイヤホンのコードはまるで二人の距離感を表現しているように見えました。
私は【お試し/みつゴコロ】三峰結華でなにより一番変わっていったものは、三峰とPとの間にある信頼だと思います。
「境界線を知りたくて」から「装う暇なんてないくらいに」に至るまで、Pと三峰の境界線は変わっていきました。
境界線をどこに引こうか悩むところから、うっかり踏み込むことを許してしまう。
いざ踏み込もうとすると躊躇ってしまい予防線を引き、けれどPから境界線の中に踏み込まれてしまう。
しかし、二人の間に生まれた強い信頼は、思わず境界線が揺れてしまうほど強い想いになる。
そのことから、三峰のサスペンダーに書かれた『HYPERBOLIC COSINE』双曲線関数は、三峰が差し出したイヤホンのコード、また二人の繋がれている関係性を表していたのではないかと思います。
そして、その双曲線関数が書かれたサスペンダーがわざわざ上着の下に隠れているのは、三峰としては、その関係性を隠しておきたいという気持ちの表れなのかもしれません。